ドメインとは何か? 一応、説明しておきます。このサイトでいうと「tsunetoshi-tanaka.com」がドメイン名になります。(私の名前をそのままドメイン名にしました)ネットの世界で使われるプロトコルには、IPアドレスというものが基本に存在します。(詳しくはIPという数字の謎を)IPアドレスとは、2の8乗の数字が4つのブロックに並んだ味気ないネット上の住所のようなものです。
ただ、人間が見ても、単なる数字の羅列なので、それが何を示しているのかよく分からない。これを解決したのが、ドメインです。例えば「google.com」と表示されれば、「あ〜グーグルのサイトなんだな」と即座に理解できます。このように、ネット上の住所であるIPアドレスを、人間にとって意味を成す文字列にしたのがドメインです。
アフィリエイト活動にとって、ドメイン取得は必須ではありません。サーバー会社やブログ会社が供給するドメイン配下のURLを使ってアフィリエイトをしても構いません。一番大事なのは、コンテンツの内容ですし、いくらカッコイイ短い文字列のドメインでアフィリエイトをしても、コンテンツがショボかったら結果はイマイチでしょうし。
ただし、自分独自のドメインを取得し、自分独自のアフィリエイトサイトを立ち上げる事には、大きな意味があるのです。
しいて言えば、ドメインとは、ブランドのようなもの、と私は思っています。例えば、コスメ系のアフィリエイトをする時のURLが、ブログ会社の文字列が入っている「cosme-beauty.blog88.fc2.com」なのか、コスメとは全く関係の無い文字列の「y123mh.com」なのか、もしくは、そのものズバリ「cosme-beauty.com」なのか。
やっぱり、アクセスしてくれるお客さんにとっても、「cosme-beauty.com」が一番シックリくるし、サイトの信用も付くような気がしませんか? 最近は、ドメイン名自体を会社の名称や、サイトの名前に使うケースも多くなって来ています。物販アフィリエイトASPの代表「A8.net」のように。
10年前に比べたら、今はドメインの種類が過剰な位に溢れています。最近では「.tokyo」のような都市名もあれば、「.guitars」なんていう楽器名まで存在します。このようなドメイン名供給過多の時代に、自分のアフィリエイトサイトのドメインをどうすればいいのか? 選択肢が多くなった分、非常に迷いますよね。
ドメインの種類が多くなるにつれて、ドメインという文字列が持つイメージも 時代の流れにつれ、大きく変化してきています。
つい数年前までは、会社だったら「.COM」や「.CO.JP」をマストにする強い風潮もあったり、アフィリエイトのサイトでも「.COM」の人気は絶大でした。しかし、最近はそんなイメージも少しづつ無くなってきています。どうしても取得したいドメインの文字列が、「.COM」や「.NET」では既に取られてしまっているケースが多くあるので、それほど、ドットの後ろに付く文字列にはこだわらない人達が、今は増えています。
また、2015年秋の時点では、何故かSEOに強いとされて「.xyz」なんていうドメインが安売りされていますが、私が思うに、仮に、一時的にSEOに強いリサーチ結果が出ていたとしても、それが永遠に続くとは、グーグルのアルゴリズムの変化からして考え難いと思っています。一時期流行した、日本語ドメインも、今では以前ほどのSEO的な効力はありませんし。
むしろ、サイトのコンテンツの内容が一番大切なのと同じように、ドメイン名も、ドットの前に付く、サイトのコンテンツ内容やジャンルなりを表す文字列の方が、重要に思えます。(例 diet.infoのdietのように)あとは、あまり長くなく、覚えやすいドメイン、忘れにくいドメインというのも大事だと思います。もっと言うと、目立つ、アテンションがあるドメイン名。このような視点で、ドメイン名を選択してください。
アフィリエイター達が、中古ドメインと呼ぶドメインがあります。古い時期に初登録されたドメインで、今は使われていない、もしくは、もう少しで更新期限が切れるドメインのことです。
中古ドメインを探して自分のアフィリエイトサイトに使う利点としては、ドメインの歴史が長い、ドメインが使われていた旧サイトのページランクが高いものがある、既に被リンクが沢山付いている。といったような、SEO的に優位性があることです。
ただ、最近は中古ドメインの優位性は昔より、薄らいで来ました。同じドメイン名でも、旧サイトが閉鎖されて長い期間が経ったり、サイトの内容が大幅に変わったり、所有者が変更になったりすると、グーグルがそのドメインの評価をゼロに戻したり、被リンクの効果を無くしたりするケースが多くなってきたからです。
明白な欠点としては、中古ドメイン自体にプレミアが付いていて取得費用が高額だったり、過去に、グーグルからペナルティを受けたサイトが使用していたドメインの可能性があったりすることです。しかし、中古ドメインの優位性は昔よりは、確かに薄らいで来たことは事実ですが、全ての中古ドメインに対するグーグルの評価が平等に作用している訳ではありません。
今でも「質のいい中古ドメイン?」に当たると、アフィリエイトサイトを作った直後から、検索順位が上位になるケースもあったりします。でも、私の経験からすると、必死になって見つけて買った中古ドメインでも、大当たりするのは、100個買って、その内の2〜3個位ではないでしょうか。ですので、中古ドメインの購入は、充分なアフィリエイト経験を積んでからのほうがいいと思います。
▼ドメインの所有者情報はここで調べます。
http://www.internic.net/whois.html
ここは、世界のレジスター情報の最高レベル。ここでの詳細がイマイチだったら、「Whois Server」で表示されたレジスターで再度調べてみてください。
▼ドメインの過去の情報はここで調べます。
https://archive.org/
世界中のほとんどのドメインの過去の情報が見れるアーカイブです。これは凄いです!脱帽の一言。中古ドメインを買う時には、必ずここでそのドメインの歴史をチェックしましょう。過去が怪しい内容だったら即NGです。
▼中古ドメインの探し方は、こちらで。
http://www.tsunetoshi-tanaka.com/20120520.html
3年前に書いた記事なので少し情報が古いですが。この他にも、中古ドメインを扱う専門の業者さんがいます。SEO効果が期待できるドメインはかなり高額ですが、自分で探すよりもラクだとは思います。ただし、自己責任で。
アフィリエイト活動にかかる出費は出来るだけ控えたいものです。特にまだ報酬が上がっていない初期の段階ではなおさらです。ドメインの種類によって、取得費用が変わります。ですので、最初のうちは、何か特別な理由(どうしても希望の文字列でないとダメだとか)がない限り、安いドメインを買うようにします。
結論から言うと、汎用JPドメインと呼ばれているドメイン「.jp」や、2013年度あたりから解禁された新しいドメイン「.photo」等は、「.com」等に比べて一般的に高いので、避けたほうがいいと思います。作ったアフィリエイトサイトが順調にいくとは限らないので、最初から高額のドメイン名を使う理由もありません。前述したように、日本語ドメインも最初は避けましょう。
最初のうちは、無難に昔からある「.com」とか「.net」とか「.biz」でいいと思います。ただ、昔からあるので、希望の文字列を、既に誰かに取られている可能性は高いですが。そういう時は、例えば、ダイエット系のアフィリエイトをしたい場合、「diet.com」はさすがに取得できないでしょうから、「diet8827.com」等にしてみるとか、少しの妥協は必要だと思います。ドメインの値段は、アジア最大のレジスター「お名前.com」で調べてください。
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ドメインはどこで、どのように買うのか? を具体的に解説します。